2005-12-27から1日間の記事一覧
こういう読み方をすると、東氏の嫌う、いかにも「日本的な」読みなのだろうけれど、本書のタイトルにもなっている「郵便的不安たち」という講演は、やはり恥ずかしい。最初の書物を発表したあとの高揚感に貫かれているのはよいとして、ようするに自分は浅田…
よくよく考えるとやはり嘘くさいのだが、考え抜かれていることは確か。谷崎潤一郎「私」(1921)と並べて論じたい。
こういう読み方をすると、東氏の嫌う、いかにも「日本的な」読みなのだろうけれど、本書のタイトルにもなっている「郵便的不安たち」という講演は、やはり恥ずかしい。最初の書物を発表したあとの高揚感に貫かれているのはよいとして、ようするに自分は浅田…
よくよく考えるとやはり嘘くさいのだが、考え抜かれていることは確か。谷崎潤一郎「私」(1921)と並べて論じたい。