特典映像の中のインタビューで、「この映画はNSAを問題化するものではない」という意味のことを言っているトニー・スコットのしらじらしさがよい。タイトルを見たら、誰だって判るでしょう? 『マイノリティ・リポート』と並ぶ、監視社会を物語として政治化…
こういう読み方をすると、東氏の嫌う、いかにも「日本的な」読みなのだろうけれど、本書のタイトルにもなっている「郵便的不安たち」という講演は、やはり恥ずかしい。最初の書物を発表したあとの高揚感に貫かれているのはよいとして、ようするに自分は浅田…
よくよく考えるとやはり嘘くさいのだが、考え抜かれていることは確か。谷崎潤一郎「私」(1921)と並べて論じたい。
徹底的な啓蒙=教育の意志に貫かれつつ、しかも明確な政治性を主張する。『風俗小説論』の中村光夫のような。
@偶然点けたテレビで放映中。設定に無理はあるけれど、そこに目をつぶったら、佳品。