伊坂幸太郎『オーデュポンの祈り』(新潮文庫 ISBN:4101250219)

話としては、つまるところは《風が吹けば、桶屋が儲かる》の大がかりな展開。『ラッシュライフISBN:4101250227 もそうだったけれど、この作者は、「超越的なもの」=「神」の形象に憑かれているようにみえる。しかも、「神」を見る者たち、「神」に救いを求める者たち、「神」を利用する者たち、ではなく、「神」になってしまった/されてしまったモノたちに強い関心があるように見える。